こんにちは、はなです!
私は韓国の大学に正規留学するためにTOPIK高級が必要だったのでTOPIKを受験しました。ノーベースから始めて独学で6級を取得することができたので、今日はTOPIK対策勉強法とおすすめのテキストをシェアしようと思います。
ちなみに私の韓国語学習歴をチラッと話すと
- 高校2年生の夏に韓国語の勉強を始める(この時はハングルもほぼ読めなかった)
- 独学10ヶ月を経て高校3年生の春にTOPIKを初受験し6級に合格
てな感じで、途中で語学留学を挟むことなく完全独学でTOPIK6級に合格することができました。
また、高校生ということで受験勉強の傍らスキマ時間を韓国語の勉強にあててTOPIK対策を進めていたので、TOPIKを取りたいけどなかなかまとまった時間を作れず勉強に困っているという方には参考になるのではないかと思います!
今回は韓国語能力試験(TOPIK)に絞って話していくので、超初心者の段階での勉強法はこちらを参考にしてみてください‼︎
韓国語能力試験(TOPIK)とは
韓国語能力試験は、大韓民国政府(教育省)が認定・実施する唯一の韓国語(ハングル)試験です。韓国語(ハングル)の教育評価を標準化し、韓国語(ハングル)学習者に学習方法を提示するとともに、韓国語(ハングル)の普及や、試験結果の学習・留学・就職等への活用などを目的に、世界70カ国以上で一斉に実施されています。韓国教育財団は、日本地域での試験実施を主管しています
韓国教育財団HP
世界的に実施されていて韓国の教育省に唯一認められている韓国語試験です!
レベルは以下のように分けられていて
TOPIK6級を取得するにはTOPIKⅡの試験で300点満点中230点以上取る必要があります。
TOPIKは「読む・聞く・書く」の3技能
TOPIKは읽기(読み)/듣기(聞き)/쓰기(書き)の3つのカテゴリーに分けられており、各100点満点です。しかし、各カテゴリーごとの足切り点のようなものが存在せず、極端な話
읽기:100点 듣기:100点 쓰기:30点でも6級に合格できるということになります。
(※2023年からはスピーキング試験も実施されるそうです)
そのため、自分の得意な分野で最大限得点を稼いで、苦手な分野は最低限の点数を取れば良いので自分の得意不得意に合わせて目標点数を設定することが大切です。
私は쓰기が苦手だったので、
읽기:96点 듣기:96点 쓰기:50点という目標設定をして、읽기と듣기だけは95点を絶対に下回らないように特訓しました。
実際の成績は以下のとおりです。
特訓のおかげで읽기,듣기を安心して解けたことで쓰기も心の余裕を持って解くことができました^^
TOPIK対策勉強法の概要
私の勉強法は勉強法と言えるほど大したことはなくて
単語をちょこちょこ覚える+過去問をひたすら解く+쓰기はフレーズ暗記で勝負
という感じでした。
実際に勉強した順序を説明すると、
- 읽기と듣기の問題を解いて苦手を把握する
- 目標得点を設定する
- 問題演習と単語学習を並行して行う
- 읽기と듣기の得点が安定してきたら쓰기の勉強を始める
スケジュールは
土曜日:過去問解く
日曜日:過去問の復習をする
平日:過去問で分からなかった単語を覚える+単語帳を使って新規単語を頭に入れていく
という感じで平日は学校の登下校と休み時間にちょこちょこ勉強していました。
また、TOPIK6級に合格するには쓰기が足を引っ張ることになってはいけないので、쓰기は1ヶ月程を書けて集中的に対策しました!
ここからテキストと共に詳しく解説していきます。
1.実践問題で実力チェック
模擬試験3回分が収録された参考書です。
本の冒頭に試験の流れと問題パターンがまとめられているので初めてTOPIKに挑戦するという方は一度目を通してから始めると問題が解きやすいと思います。
また、全ての問題に解説があり、듣기問題のスクリプトも載っているので復習がしやすくておすすめです!
2.읽기,듣기対策の単語帳
この単語帳はTOPIK6級を取るには必須です‼︎
私は高校の10分休みに2ページずつ覚えて、授業中にノートの端に書き出しながら覚えました。
60単語ごとに復習テストがあるので覚えやすいです!
また、慣用的な表現がまとめられているので参考になります。
まだTOPIKは目指していなけれどいつかは取りたいと考えている方はこの単語帳を少しづつ進めておくと良いと思います!
3.過去問演習
過去問は下のサイトから無料でダウンロードできます。
私は過去問を解く時には읽기試験の制限時間を70分から50分に短くし、듣기の2回繰り返される音声を1回しか聞かないようにして演習をしました。
過去問演習の時に負荷をかけておけば試験本番でテンパって時間が足りなくなるということがなくなるのでおすすめです。
過去問を解きながら分からなかった単語には全て印をつけておいてその場で覚えるようにしていました!
また、長文を読むときは逆説のところに印をつけておくと答えを探すときに見つけやすいです!
4.慣れてきたら少し難易度を上げて演習
韓国で出版されているTOPIK対策本なのですが、個人的には本試験よりも少し難易度が高いような気がしました!
中身は類型編、主題編、模擬試験2回分に分かれています。
類型編では大問ごとの解き方やTIPが紹介されているのですが、他の参考書よりも実践的に使えるコツが多く紹介されているので問題が解きやすくなります。
また、主題編では社会・環境・文化・スポーツなどのテーマ別に問題演習ができるので背景知識がついて良かったです。さらにテーマごとに単語集が載っていたので私は쓰기対策としても活用しました。
演習はとにかく量が命なので、できるだけ多くの演習問題に触れることが大切です!
上で紹介した過去問サイトにある問題を全て解いてみたという方は以下の参考書で演習を積むことをおすすめします!
5.TOPIK쓰기対策 まずは問題を知るところから
쓰기はまずはこの本で基礎練をするのがおすすめです
TOPIKの쓰기は原稿用紙に回答する形式なので、韓国語での原稿用紙の使い方を熟知することが大切です。この本では原稿用紙記入のルールに加え、短い文章を使った練習問題が用意されているのでルールを身につけやすいです!
さらに作文に使える文中・文末表現一覧があるのですが、これが超超役に立ちます。
こちらの参考書も細かい技術の部分まで解説しているのでおすすめです⏬
6.쓰기に使えそうなフレーズをストックする
TOPIK쓰기は4つの問題から構成されており、大まかに説明すると以下の通りです。
- メールや手紙の空欄を埋める問題
- 説明文の空欄を埋める問題
- 表・グラフの読み取り(200~300文字)
- 与えられたテーマに対し主張する作文(600~700文字)
この中で一番苦労するのが一番最後の長文の作文だと思うのですが、これが쓰기の得点の半分である50点を占めているため、対策が必要です。
長文の作文は全てを自分の言葉で書いていくと大変なので、ある程度フレーズを覚えておくとスムーズに書くことができます。
その際に私が活用したのがこの単語帳です!
この単語帳にはコラムがたくさん載っているのですが、内容が쓰기の長文作文で聞かれるような内容と被っているのでとても使いやすいです。
例えば上の写真の場合は地球温暖化をテーマとしたコラムなのですが、文章中に地球温暖化の原因がいくつか挙げられていたので、ノートに整理して覚えておきました。また、「顕著に」といった表現を使うと文章がより高級レベルになるので自分が使えそうなフレーズ・表現をストックしてノートにまとめておくと便利です‼︎
もし、私のように基礎をかなりぶっ飛ばしてTOPIK対策を始めたという方がいましたら必ず基礎の単語帳も一周勉強されることをおすすめします!
私は“顕著”という単語は知っていたくせに”スプーン”を韓国語で何というのか知らず、TOPIK試験中に半泣きになりました(笑)
私はTOPIK6級取ってから初級単語の勉強を始めたのですが、かなり知らない単語が多くて焦ったので時間のある方は初級の単語から始められると良いと思います><
7.何度も練習する
作文は書いていくうちに慣れるので何度も書くのが高得点への鍵です。
その際に大活躍するのがこの参考書です‼︎
TOPIKの作文に特化したテキストで、TOPIK対策テキストの中で一番活躍しました‼︎
TOPIKの作文の傾向が最近大きく変わったのですが、最新の傾向の特徴なども説明してくれているのでとても参考になります。
最初の方は韓国語で文章を書く以前に意見が浮かばなかったり、根拠が不足してしまうと思うので”マインドマップ”を活用した勉強法がおすすめです‼︎
このようにマインドマップを作ることでどのようなテーマで聞かれたとしても自分の書きやすい方向性に持っていくことができます。
後は書いては模範回答と照らし合わせる作業を何度も繰り返し行います。
本番は会場で配られるペン(超書きにくい、消せない)を使うので練習段階からボールペンで書く練習をすると良いと思います!
まとめ
- 읽기,듣기は目標点数を決めて過去問を繰り返し行うことで体に慣れさせる
- 쓰기は自分が使えそうなフレーズをストックしておく
以上!
詳しい質問等はtwitterのDM、質問箱からお願いします〜
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