こんにちは、ソウル大学に留学中のりんかです。
韓国語を勉強しようと思ったとき、最初にぶつかるのが「ハングル」ですよね。
初めて見ると記号のように見えて、
「本当に読めるようになるのかな」
「母音も子音も多くて覚えられない」
「発音が難しそう」
と感じる方も多いと思います。
でも、ハングルは仕組みを知ってしまえば、意外と覚えやすい文字です。
この記事では、韓国語初心者の方に向けて、ハングルの覚え方を
・ハングルの仕組み
・母音の覚え方
・子音の覚え方
・パッチムの考え方
・挫折しない練習のコツ
の順番で解説します。
最初から完璧な発音を目指す必要はありません。
まずは「韓国語の単語を見て、ゆっくりでも声に出して読める状態」を目指して、一緒にハングルの基本を整理していきましょう。
初めに:韓国語とハングルの違いは?
ネットを見ていると、韓国語、ハングル、ハングル語など、いろいろな言葉が使われていて、何が正しいのかわからなくなることがありますよね。
正確には、
韓国語=話し言葉
ハングル=韓国語を書くための文字
です。
つまり、「ハングル語」という表現は正確には少し違います。
韓国語を勉強するときは、まずこのハングルの読み方を覚えるところから始めます。
「ハングルを覚える」とは
何かを勉強するときは、まず「何が目標なのか」をはっきりさせておくことが大切です。
ハングルを覚える目標は、ハングルで書かれた単語や文章を見て、声に出して読めるようになることです。
つまり、「아이」という単語を見たときに「アイ」と読めれば、ハングルを覚えたと言えます。
ハングルを覚えるとは、ハングルの形と音を一致させていく作業です。
ただ文字を眺めるだけでなく、実際に音を聞いて真似しながら覚えていきましょう!
ハングルを覚える前に準備するもの
ハングルを覚えるときは、次の3つを準備しておくのがおすすめです。
紙とペン
ハングルは見ているだけでなく、実際に手を動かして書くと覚えやすいです。
ノートにきれいにまとめる必要はないので、まずは紙に何度も書きながら、文字の形に慣れていきましょう。
YouTube
ハングルは、文字の形だけでなく「音」と一緒に覚えることが大切です。
特に発音は、口の動きを見ながら真似するとわかりやすいので、YouTubeなどの動画を使いながら練習するのがおすすめです。
この記事
この記事では、ハングルの仕組みから母音・子音・パッチムまで順番に整理していきます。
まずはこの記事を見ながら、ハングルの全体像をつかんでいきましょう。
韓国語をこれから独学で始めたい方は、韓国語初心者におすすめの参考書もあわせて確認してみてください。
ステップ1:ハングルの仕組みを学ぶ
ハングルは、子音と母音を組み合わせて1つの文字を作ります。
たとえば、ㄱとㅏを組み合わせると「가」になります。
また、下に子音がつく形もあり、この下につく子音をパッチムといいます。
子音+母音


子音+母音+子音(1つもしくは2つ)


この最後につく子音を、パッチムといいます。
パッチムについては後ほど詳しく説明するので、ここでは「ハングルには下に子音がつくこともある」と覚えておけば大丈夫です。
ステップ2:母音を覚える
ハングルの仕組みがわかったら、次は母音を覚えていきます。
韓国語の母音は、大きく分けると
・基本母音
・複合母音
の2種類があります。
最初からすべて完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは、基本母音から順番に覚えていきましょう。
基本母音
基本母音は、韓国語の母音の中でも最初に覚えておきたい音です。
母音を文字として書くときは、左側に「ㅇ」をつけて書きます。
たとえば、ㅏだけではなく「아」、ㅓだけではなく「어」のように書きます。
このときの「ㅇ」は音を持たず、母音を文字として成り立たせるためにつけるものです。










特に、[어]と[오]、[우]と[으]の区別は難しく感じる方が多いと思います。
私も最初は発音に苦戦したのですが、これらを区別するポイントは「口の形」です。
[오]は日本語の「お」に近い音で、口をすぼめて発音します。
一方で、[어]は「あ」の口を作って、そのまま「お」と声を出すイメージです。
また、[우]は日本語の「う」に近い音、[으]は「い」の口の形で「う」と声を出すイメージを持つとわかりやすいです。
文字の形だけでなく、実際の音を聞きながら覚えていきましょう。
複合母音
次に、複合母音を見ていきます。
複合母音とは、基本母音が組み合わさってできた母音のことです。
複合母音は全部で11個あります。
ここでも一つずつ発音を確認していきましょう。











ステップ3:子音を覚える
母音を覚えたら、次は子音を覚えていきます。
韓国語の子音は全部で19個ありますが、大きく分けると次の3つのグループに分けられます。
・グループ1:日本語と発音が近い子音
・グループ2:激音
・グループ3:濃音
一気にすべて覚えようとすると大変なので、まずはグループ1から順番に見ていきましょう。
グループ1:基本の子音
グループ1は、日本語と発音が近いので、最初はそこまで発音を気にしすぎなくても大丈夫です。










この中で少し注意したいのが「ㅇ」です。
母音の前につく「ㅇ」は音を持たず、母音を文字として成り立たせるためにつけるものです。
たとえば、아・어・오 のように、母音だけで文字を書くときに使われます。
ただし、パッチムとして下につく「ㅇ」は「ン」に近い音になります。
これは後ほどパッチムのところで説明します。
グループ2:激音
グループ2は、激音です。
激音は、音を出すというより、空気を強く出す発音です。
イメージとしては、内緒話をするときの話し方に少し音を足した感じです。
口の前に手をかざして発音したときに、息がしっかり手に当たるように練習してみましょう。




最初は日本語の音との違いがわかりにくいかもしれませんが、実際に音を聞きながら真似していくと少しずつ慣れていきます。
グループ3:濃音
グループ3は、濃音です。
濃音は、空気を出さない発音です。
喉の奥で音を鳴らすようなイメージで、口の前に手をかざして発音したときに、息がほとんど手に当たらないように練習してみましょう。





濃音は日本語にはない音なので、最初は難しく感じると思います。
私も最初は、激音と濃音の違いがなかなか聞き取れませんでした。
ただ、最初から完璧に発音できなくても大丈夫です。
まずは「基本の子音・激音・濃音の3つがある」と理解して、音声を聞きながら少しずつ慣れていきましょう。
ステップ4:パッチム(3つ目の子音)
上でも一度触れたように、ハングルは基本的に「子音+母音」の組み合わせで構成されています。
ただし、3つ目の子音である「パッチム」がくっついて、「子音+母音+子音」の形になることもあります。

ここでは下にある「ㅇ」がパッチムになるのですが、日本語にはない発音体系になるため、必ずネイティブの発音を聞きながら覚えることがポイントです。
パッチムは種類が多く見えますが、発音自体は7種類です。
同じ発音のものを1つのグループとして覚えれば、かなり整理しやすくなります。
また、パッチムは日本語にはない発音と紹介しましたが、日本語の中でパッチムに近いものがあります。
それが、
「っ」(小さいつ)と「ん」
です。
そこでここでは、
・日本語の「っ」に近いグループ
・日本語の「ん」に近いグループ
・その他のグループ
に分けて紹介していきます。
日本語の小さい「つ」と発音が似ているグループ
日本語を普段使っているとあまり意識しませんが、同じ「っ」でも後ろにくる音によって、実は発音が異なります。
たとえば、「いっかい」と「いっぱい」を声に出してみると、その違いがわかりやすいと思います。
「いっかい」の場合は、「っ」のタイミングで喉を締める感じがします。
一方で、「いっぱい」の場合は、「っ」のタイミングで一度口を閉じますよね。
このように、日本語の「っ」の発音の違いを理解すると、パッチムの発音もかなり理解しやすくなります。
グループ1:[ㄱ] [ㄲ] [ㅋ] [ㄳ] [ㄺ] → k
発音:喉の奥を閉じて息を通さないようにする
日本語の発音:後ろにか行がくる時の「っ」と同じ発音
例)がっこう、いっかい
例えば[익]の発音は「いっかい」の「いっ」の部分と同じ発音になります。
グループ2:[ㄷ] [ㅌ] [ㅅ] [ㅆ] [ㅈ] [ㅊ] → t
発音:舌を前歯の上に付けて息を通さないようにする
日本語の発音:後ろにさ行、た行がくる時の「っ」と同じ発音
例)ざっし、おっと
例えば[얻]の発音は「おっと」の「おっ」の部分と同じ発音になります。
グループ3:[ㅂ] [ㅍ] [ㅄ] [ㄿ] → p
発音:口を閉じて息を通さないようにする
日本語の発音:後ろにぱ行がくる時の「っ」と同じ発音
例)いっぱい、しっぽ
例えば[입]の発音は「いっぱい」の「いっ」の部分と同じ発音になります。
日本語の「ん」と発音が似ているグループ
日本語の「ん」も、実は後ろにどんな音がくるかによって発音が異なります。
韓国語では、この「ん」の発音の違いを、それぞれ別のパッチムで表しています。
たとえば、「おんがく」と「みんな」を声に出してみると、同じ「ん」でも口の動きが違うことがわかると思います。
「おんがく」の場合は、「ん」のタイミングで口を開けたまま、舌の奥の方を口の天井につけています。
一方で、「みんな」の場合は、「ん」のタイミングで舌の先の方が口の天井に触れていますよね。
このような違いを意識しながら、パッチムの発音も分けて覚えてみましょう。
グループ4:[ㄴ] [ㄵ] [ㄶ] → n
発音:舌の先を口の天井に付ける
日本語の発音:後ろにさ行やな行がくる時の「ん」と同じ発音
例)かんさ、みんな
例えば[민]の発音は「みんな」の「みん」の部分と同じ発音になります。
グループ5:[ㅇ] → ng
発音:口を開けたまま舌の奥の方を口の天井につける
日本語の発音:後ろにか・が行がくる時の「ん」と同じ発音
例)けんか、かんこく
例えば[강]の発音は「かんこく」の「かん」の部分と同じ発音になります。
グループ6:[ㅁ] [ㄹㅁ] → m
発音:口を完全に閉じる
日本語の発音:後ろにま・ば行がくる時の「ん」と同じ発音
例)さんま、ぜんぶ
例えば[삼]の発音は「さんま」の「さん」の部分と同じ発音になります。
その他のグループ
グループ7:[ㄹ] [ㄼ] [ㄽ] [ㄾ] [ㅀ]
発音:英語の「L」の発音
例えば[엘]の発音は英語で「L」と発音する時と同じ発音になります。
まとめ:ハングルは仕組みと音をセットで覚えよう
今回は、韓国語初心者の方に向けて、ハングルの覚え方を紹介しました。
ハングルを覚えるときは、まず
・韓国語とハングルの違い
・ハングルの仕組み
・母音
・子音
・パッチム
の順番で整理していくとわかりやすいです。
ハングルは、ただ文字の形を丸暗記するよりも、子音と母音の組み合わせを理解しながら覚えるのがおすすめです。
また、韓国語には日本語にない発音もあるため、文字だけで覚えようとせず、必ず音声を聞きながら練習してみてください。
最初から完璧に発音できなくても大丈夫です。
まずは、韓国語の単語を見たときに、ゆっくりでも声に出して読める状態を目指していきましょう。
ハングルを覚えたら、次は単語と文法に進もう
ハングルが読めるようになったら、次は簡単な単語や文法を少しずつ覚えていくのがおすすめです。
韓国語は、ハングルが読めるようになるだけでも一気に勉強しやすくなります。
単語帳や参考書に出てくる韓国語を、自分で声に出して読めるようになるからです。
韓国語の独学に使える参考書や、単語の覚え方については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
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ハングルが読めるようになったら、次は韓国語単語の覚え方も確認しておくと勉強が進めやすくなります。





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