ソウル大学に在学中で、現在はオランダに交換留学中のりんかです。
海外の大学に通う全ての留学生にとって、共通の敵といえば「膨大な量の文献(リーディング)」ではないでしょうか?
毎日の課題やテスト勉強で、韓国語や英語の文字をひたすら読み続けなければならないストレスは相当なものですよね。私もソウル大での生活の中で、何度もその壁にぶつかってきました。
そこで今回は、
- 正規留学中で、大量のリーディング課題に疲れ果てている方
- これから韓国の大学に入学予定で、課題をこなせるか不安な方
そんな方たちの救世主になる、Googleの最新AIツール「NotebookLM」をご紹介します!
私が実際にソウル大の大量の課題を乗り切るためにフル活用している「NotebookLM」の使い方を、現役留学生の視点で徹底解説していきます。
NotebookLMとは?留学生に最適な3つの理由

NotebookLMはGoogleが開発した「自分専用の資料」を学習するAIです。ChatGPT(チャッピーくん)やGeminiもめちゃくちゃ便利ではあるのですが、論文の内容を聞いてもネット上の別の情報と混ざって「そんなこと論文には書いてないんだが?」っていう回答が返ってくることが多いんですね💦
でもその点NotebookLMはアップしたPDFの中身だけで回答してくれるので信頼度が段違いです。アイデア出しというよりは正確に資料を理解してまとめたいという目的にぴったりなツールです。
ポイント1:ソース(出典元)が明確
上の内容とも被りますが、NotebookLMはアップロードした資料の中からのみ回答するため、嘘が少ないです。
チャットで質問をすると回答の根拠となる出典箇所を示してくれて、数字をクリックすると元の文章を確認することができます。

ポイント2:マルチリンガル対応
NotebookLMが私たち韓国留学生に必要な理由はまさにこれです!マルチリンガル対応!!韓国語や英語の論文を読み込ませて、日本語で質問・要約することが可能なんです。
韓国の大学で論文を読む時って英語の論文と韓国語の論文がごっちゃまぜになることが多いじゃないですか。でもこの子は英語の論文と韓国語の論文を一緒に丸投げしてもしっかり日本語で答えてくれます。とっても優秀。
ポイント3:完全無料(現時点)
万年金欠な留学生の味方=無料のAI!!
基本的に全ての機能を完全無料で利用することができます。チャット数は1日50回と上限が設けられているのですが、これだけあれば論文3~4本は十分に読めてしまいます。
ちなみにプロにアップグレードするとチャット数の上限が伸びたり、チームでノートを共有したりできるのですが、個人的には無料版で十分すぎると思っています。

5分で完了!NotebookLMの始め方・使い方
STEP 1:公式サイトにログイン
- NotebookLM公式サイトにアクセスします。
- お持ちのGoogleアカウントでログインするだけで準備完了です。(登録作業などは不要!)
STEP 2:資料(ソース)をアップロード
「新しいノートブック」を作成したら、読み込ませたい資料を追加します。

ちなみに資料は何個でもアップロード可能、pdfファイルだけでなくテキストそのままやウェブサイトのリンクも貼り付けられちゃいます。

STEP 3:AIと対話(質問)する
資料を読み込ませると、画面の横にチャット欄が出てきます。プロンプト(指示文)を入力するだけ!
ソウル大の課題地獄をAIと共に生き抜いた“私の活用術”
【全体把握】「ブログ投稿」機能で論文の全体像をストーリーで掴む
論文の内容どうこうよりも、そもそも論文を読むという行為自体がしたくない日ってあるじゃないですか。私の場合は一年の中で360日ぐらいはそんな感じなんですけど、そんな時の必殺技がNotebookLMの「ブログ投稿」機能です!
ブログ投稿機能を使うことで、論文の内容をブログ記事みたいにストーリー仕立てにしてくれて内容が頭にスイスイ入ってきます。

使い方は簡単で、Studioページをクリックして、レポート作成▶︎ブログ投稿を選択すると自動で文章を作成してくれます。

こんな感じで明らかにつまらなそうなITイノベーションの論文が、あっという間に楽しい読み物に変身しました。
【整理術】資料を「構造化」して、自分専用の神ノートを自動作成
テスト前に教科書・資料の内容をノートにまとめないと頭が整理されない…でもノートをまとめる時間がない!なんてことあるじゃないですか。もう心配入りません。情報の整理はこやつに任せましょう。AIにノートをまとめさせ私たちは暗記と理解に集中できます。
私はよくこんな感じでチャットにプロンプトを打ち込んでいます:
「与えた資料を重要な用語がすべて含まれるように日本語で構造的にまとめて。重要な学術用語(キーワード)を太字で抽出すること」

この回答をWordやGoogle Docsに貼り付けるだけでノート整理が完了です!
【テスト対策】クイズ・フラッシュカード生成
試験日の前日には範囲内の資料をすべて読み込ませて、クイズを生成します。自分で問題を作る手間を省き、アウトプット中心のテスト対策ができます。
クイズの作り方は簡単!Studioページでテストをクリックするだけです。

NotebookLMを使う際の注意点とコツ
- 丸投げはNG:NotebookLMに要約させてその内容だけを信じるのではなく、「大きな絵」を把握するためのツールとして活用しましょう!NotebookLMが示した回答の横にある数字(引用元)をクリックして、大事な結論部分だけは自分の目で原文を確認するのが、賢くサボるコツです!
- プロンプト(指示文)のコツ:最初は短く、段々と詳しく質問することで論文を効率よく理解できます。例えば:
「まずはこの論文を100文字以内で一言で要約してください。その後、私が『詳しく』と言ったら、各章の詳細な解説と、使われている統計データの信憑性について教えてください。」
まとめ:AIを賢く味方につけて、最高の留学生活を!
今回は、私がソウル大学での課題地獄を生き抜くために手放せない「NotebookLM」の活用術をご紹介しました。
正直短い大学生活なので論文ばっか読んでないで、ホンデで遊びたいわけですし、ポチャで焼酎は飲みたいわけですし、ハンガンにも行きたいわけじゃないですか?そのためにAIを味方にしましょう。
ぜひ皆さんも、今日からNotebookLMを相棒にして、最強の留学ライフを送ってくださいね!
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