【ソウル大日記vol.22】ソウル大の心理学科の授業ってこんな感じです

お久しぶりです

最近ブログで忙しい忙しいと言いすぎな気がしなくもないんですけど、最近は本当に忙しいです笑

韓国の大学はチームプロジェクトが多いっていうのは多分有名なんですけど、みんなチームプロジェクトやら課題やらバイトやら同時に抱えているものが多すぎて、会議を夜中にやるんですね笑

大体夜中の12時だったり1時に会議を始めて、やることをまとめたら明け方まで資料調査、データ分析など自分の担当のパートを終わらせて、次の日に共有っていうのが基本的なスケジュールでして

いつ寝るの?????って感じです😅

+私の要領が悪すぎるのもあります!!でも基本的に韓国の大学って徹夜してなんとかしてこいっ!!みたいな超無理やりな課題が多い、、、気がする、、、

5月は地獄のティンプル月間だったので平均睡眠2時間って感じで耐えてたんですけど、元々徹夜が苦手な私は死にかけてます😇

心理学科というと心理テストだったり、理論的な勉強だけをする学科というイメージが強いみたいでチームプロジェクトがあったり、実験が多いという話をすると結構びっくりされるんですね😳

意外と心理学科って何してる学科かわかりにくいんだなというのを最近感じることが多くて、今回は心理学科の授業についてお話ししてみようと思います(他の大学の授業はわからないのでソウル大心理学科基準です

心理学科はそもそも分野が広いので大学で心理学を専攻するといっても本当に幅広いんですけど、学部生の場合は心理学概論、実験心理学、統計心理学を必須で勉強することになっており、それ以外の先行授業では臨床心理学、異常心理学、性格心理学、情緒心理学、数学心理学、認知心理学、宗教心理学、学習心理学、相談心理学などなど勉強します。

とりあえず心理学の前に〇〇だけつければ心理学の専攻授業になるのでなんでもあります。

1年生の時は心理学概論、性格心理学、社会心理学などを理論的に学ぶことが多いので講義+課題+テストって感じでザ・大学な授業方式になってます。

課題は心理学の有名な実験だったり、ドキュメンタリーを見て感想文を書いたりする簡単な課題で、テストも暗記ベースの高校のテストみたいな感じです。

精神障害を丸暗記するテストのまとめノート

2年生になると”心理統計学”と”実験心理学”という心理学科なら避けては通れない道?にぶち当たるのですが、この二つの科目がそれ以降の全ての専攻科目の基盤になるのでめちゃくちゃ重要です

心理統計の授業ではRという統計プログラムについてコードの書き方と統計の理論を学ぶのですが、3年生以降の授業は基本統計分析はみんなできるっていう前提で進んでいくので、この授業で統計をマスターしなければなりません

マスターできなかった私は3年生になった今もchatgptと先輩たちに助けてもらいながら統計分析してます笑

ちなみに簡単な統計分析はJASPっていうプログラムを使えば超簡単にできます!!韓国にいる全ての心理学専攻者に届け!!

Rで統計分析する時はコードを入力→結果の解析を繰り返します

実験心理学っていう授業は基本的に心理学の研究方法を全般的に学ぶ授業で、実験を計画して実際に実験して、研究報告書書いて、発表するっていう流れを1学期の間に2回やります(チームで1回、個人で1回)

研究なんてしたこともない身としては最初は手も足も出ない状態で本当に不安x100って感じだったんですけど、

とにかく毎日先行研究を探し、論文を読み、研究テーマを決め、教授にボロクソ言われ、助教授にボロクソ言われ、泣き泣き研究デザインを完成させたら第一段階が終わり

次が実際に実験をする段階なんですけど、1人で50人ぐらいのデータを集めないといけないんですね

でも考えてみたら

韓国に50人も知り合いいない😢

ということで知り合いの知り合い、その知り合いにも土下座する勢いでお願いして実験に参加してもらいました

実験期間は被験者は神様なので

授業中だろうが、デート中だろうがなんだろうが被験者がいる場所に飛んでいくという日々の繰り返し笑

研究期間に睡眠など存在しない
クリスマスデート中もずっと統計データと睨めっこ

グループ研究+個人研究に加えて、毎週の授業は3時間の討論形式なので事前に討論のテーマとなる論文を読んでリアクションペーパーを書いていくという作業も同時進行していて死ぬかと思ったんですけど

とにかく耐え抜いて研究報告書まで無事に提出しました

3年生以降の授業は基本的に

討論+チームプロジェクト発表+実験+実験報告書って感じで構成されているので、講義を聞くことは少なくなります

最近一番記憶に残っているのは”記憶と脳”という授業で行われたチーム対抗討論なんですけど、この討論は勝ったチームが良い成績をもらえるっていう仕組みだったので、負けるわけにはいかず

4日間睡眠を犠牲にして準備をしたんですけど、多分論文を30個ぐらい読んだと思います

私たちのチームは記憶の消失のメカニズムについて新しいシナプス形成が基盤だという主張をしなければならず、、、英語の論文の内容について韓国語でずっと話し合うので脳が破裂するかと思った笑

しかも内容も神経科学に関する内容だから韓国語に翻訳しても何言ってんのか全然わかんなかった笑

賢い後輩たちがとても頼もしかった

結果的には相手チームと0.5点差で負けちゃったんですけど、学校で徹夜して討論の準備、、、なかなか青春だったな、、、一生やりたくないけど

討論終わった後の授業でガッツリ爆睡しました笑

一番前の席で爆睡してるから教授が心配して授業中ずっと

「りんか大丈夫?」って心配してくれてたらしいんですけど、爆睡してたので全然聞こえてもなかった笑

なんなら最後の方は寝てる私たちを起こさないように小声で授業してくれたらしい、教授ラブすぎる。

心理学科がどんな学科か伝わったかはわからないのですが笑

基本的にはみんなでワイワイ討論したり、徹夜でデータ分析したり、、、友達を作るにはぴったりの学科です。韓国の正規留学生の中で心理学科だよって人にいまだに出会えてなくて超悲しいのでもしブログの読者さんに心理学科の方がいれば、よかったら教えてください、、、連絡待ってます。。。。

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