【韓国語初心者】ハングルの簡単な覚え方。この記事ひとつで読み方・発音マスター!

こんにちは!ソウル大学に留学中のリンカです。

韓国語を学び始める際はまず初めに「ハングル」を覚えるところから始めますよね?

「ハングル」は最初に見た時はただの記号に見えますが、つくりを見てみると実はそんなに難しくないんです。

今回は実際に韓国語を独学した私が参考書を使わずに簡単にハングルを覚える方法について、学習ポイントと発音の注意点と共に解説していきます!

この記事だけでハングルを完璧に勉強できるようにまとめたので、隙間時間にステップに従って勉強してみてくださいね。

初めに:韓国語とハングルの違いは?

ネットを見てみると、韓国語、ハングル、ハングル語など様々な用語が使われており、何が正確なのかわからなくなりますよね。

正確には

韓国語=話し言葉
ハングル=韓国語に使用される文字

になります。

つまり、ハングル文字やハングル語といった用語は正確な表現ではないわけです。

「ハングルを覚える」とは

何かを勉強する時は、「何が目標なのか」ということを明らかにすることが大事ですよね!

ハングルを覚える目標は、ハングルで構成された単語や文章を見て声に出して読めることです。

つまり、「아이」という単語を見たときに、「アイ」と読むことができればハングルを覚えた!と言えます。

ハングルを覚えるとは、ハングルの形とその音を一致させて覚えていく作業になるため、とにかく音を聞いて真似しながら覚えることが重要なポイントになります。

ハングルを覚える時に準備するもの

1. 紙、ペン

初めてハングルを学ぶ際はまずは書いて手を慣れさせることが大切です!見ているだけだと謎の記号に見えるハングルも書いてみると文字に見えてくるはずです(笑)

2. youtube

上でも触れたようにハングルを覚える時に最も重要な点は「音」を覚えることです。そのためには発音を聞く必要がありますよね!

発音を聞く際に発音機能のついていてる辞書を使われる方も多いと思うのですが、私は圧倒的に実際に口の動きを見ることができるyoutubeをおすすめします。

出典:한글파크

特におすすめなのがハングルパークの動画です。動画を見ながら口の形を真似て音を出しながら文字と一緒に覚えましょう!

3. 本記事

最後は皆さんが今見ているこの記事になります。韓国語を独学した私の経験をもとに分かりやすく説明していくのでぜひ楽しくハングルを覚えてみてください:)

それではここから本格的にハングルの勉強を始めていきましょう!

ステップ1:ハングルの仕組みを学ぶ

ハングルの仕組みは2つに分かれます。

子音+母音

子音+母音+子音(1つもしくは2つ)

子音+母音+子音で構成されている場合、下にある子音を”パッチム”と呼びます。

読み方についてはこれから説明していきますね!

ステップ2:母音を覚える

まずは母音を覚えていきましょう!

母音とは、日本語では「アイウエオ」英語では「a,i,u,e,o」といった子音とくっついて音を決定する文字になります。

韓国語の母音は基本母音複合母音2種類に分けられます。

基本母音

基本母音は10個あります。

ㅏ/ㅑ/ㅓ/ㅕ/ㅗ/ㅛ/ㅜ/ㅠ/ㅡ/ㅣ

英語では「a=あ」のように母音のみで使うことで母音の音を表しますが、ハングルの場合は必ず子音+母音をセットで組み合わせて文字が成り立ちます。

そのため、母音は無声の子音「ㅇ」と組み合わせることで母音の音を表します!

それでは、母音の発音を一つずつ確認してみましょう。youtubeで口の動きを確認しながら真似して発音してみてくださいね!

特に、[어]と[오]、[우]と[으]の区別が難しいのではないかと思います。

私も最初は発音に苦戦したのですが、これらを区別する1番のポイントは「口の開け方」です!!

[오]は日本語の「お」とほぼ同じで、[어]は口を大きく開ける意識を持つだけで発音がしやすくなります。また、[우]は日本語の「う」、[으]は日本語の「い」の口で発音するという意識が重要になります。

複合母音

複合母音はその名の通り、基本母音を複数組み合わせた形になります。

複合母音=基本母音+基本母音

例えば、

[ㅏ(a)] + [ㅣ(i)] = [ㅐ(e)]
[ㅜ(u)] + [ㅓ(eo)] = [ㅝ(wo)]

のように組み合わせます。

種類は全部で11種類あり次のようになります。

ㅐ/ㅒ/ㅔ/ㅖ/ㅘ/ㅙ/ㅚ/ㅝ/ㅞ/ㅟ/ㅢ

ここでも一つずつ発音を確認していきましょう。

ステップ3:子音を覚える

韓国語の子音は全部で19個あります!

その中でも発音により3つのグループに分けることができます。

グループ1
日本語と発音が近いので特に発音を注意しなくても大丈夫
(ㄱ / ㄴ / ㄷ / ㄹ / ㅁ / ㅂ / ㅅ / ㅇ / ㅈ / ㅎ )
グループ2(激音)
音を出すというより空気を出す発音(息90%、音10%)。イメージとしては内緒話をする時の話し方に音を少し追加した感じ。コソコソ話のように発音しながら音を少しずつ追加する練習をしましょう!
(ㅋ / ㅍ / ㅊ / ㅌ)
グループ3(濃音)
空気を出さない発音。喉の奥で鳴らす。口の前に手をかざして発音した時に手に息が触れないように発音練習をしてみましょう。
(ㄲ / ㄸ / ㅃ / ㅆ / ㅉ)

子音の場合は発音を難しく感じられる方が多いと思います。私も最後まで子音の発音に苦労したのですが、ポイントはズバリ!

真似しながら発音練習はするものの、発音を気にしすぎないこと!

韓国語を勉強していく過程で発音はだんだん良くなっていくので、最初はちゃんと発音しようという意識を持つよりもとりあえず大体の音と文字を一致させて覚えようという意識を持つことが大事になります。

それでは一つずつ発音を見ていきましょう。

*ここでは発音をわかりやすくするために、母音[ㅏ]と組み合わせて紹介していきます。

グループ1

グループ2(激音)

ステージ3(濃音)

ステップ4:パッチム(3つ目の子音)

上でも一度触れたように韓国は基本的に子音+母音の組み合わせで構成されているのですが、3つ目の子音(=パッチム)がくっついて子音+母音+子音で構成されることもあります。

ここでは下にある「ㅇ」がパッチムになるのですが、日本語にはない発音体系になるため必ずネイティブの発音を聞きながら覚えることがポイントになってきます!

パッチムは種類が多いのですが、発音自体は7種類なので同じ発音のものを一つのグループとして覚えてしまえばすぐに覚えることができます!

また、パッチムは日本語にはない発音と紹介したのですが、日本語の中でパッチムに近いものが

「っ」(小さいつ)と「ん」

になります。

そこでここでは、日本語の「っ」に近いグループ、「ん」に近いグループ、その他というグループ分けで紹介していこうと思います!

日本語の小さい「つ」と発音が似ているグループ

日本語を普段使っているとなかなか意識することはないのですが、同じ「っ」でも後ろにくるひらがなにより実は発音が異なります。

例えば「いっかい」という発音と「いっぴき」という発音を一度してみるとその違いがわかってくると思います。

「いっかい」の場合は「っ」のタイミングで喉を締める感じがする一方で、「いっぱい」の場合は「っ」のタイミングで一度口を閉じますよね?

このように日本語の「っ」の発音の違いを理解することでパッチムの発音が格段と理解しやすくなります!

グループ1:[ㄱ] [ㄲ] [ㅋ] [ㄳ] [ㄺ] → k

発音:喉の奥を閉じて息を通さないようにする
日本語の発音:後ろにか行がくる時の「っ」と同じ発音
例)がっこう、いっかい

例えば[익]の発音は「いっかい」の「いっ」の部分と同じ発音になります。

グループ2:[ㄷ] [ㅌ] [ㅅ] [ㅆ] [ㅈ] [ㅊ] → t

発音:舌を前歯の上に付けて息を通さないようにする
日本語の発音:後ろにさ行、た行がくる時の「っ」と同じ発音
例)ざっし、おっと

例えば[얻]の発音は「おっと」の「おっ」の部分と同じ発音になります。

グループ3:[ㅂ] [ㅍ] [] [] → p

発音:口を閉じて息を通さないようにする
日本語の発音:後ろにぱ行がくる時の「っ」と同じ発音
例)いっぱい、しっぽ

例えば[입]の発音は「いっぱい」の「いっ」の部分と同じ発音になります。

日本語の「ん」と発音が似ているグループ

日本語の「ん」も実は後ろにどんな音がくるかによって発音が異なるのですが、韓国語ではこの発音の違いを一つずつ異なるパッチムで表しています。

例えば日本語の「おんがく」と「けんさ」という発音をしてみると同じ「ん」でも異なる口の動きをしていることがわかります。

「おんがく」の場合は「ん」のタイミングで口を開けたまま舌の奥の方を口の天井につけているに対し、「けんさ」の場合は「ん」のタイミングで舌の先の方が口の天井に触れていますよね。

このような違いを理解してパッチムの発音も分けて覚えてみましょう。

グループ4:[ㄴ] [] [] → n

発音:舌の先を口の天井に付ける
日本語の発音:後ろにがくる時の「ん」と同じ発音
例)けんさ、みんな

例えば[민]の発音は「みんな」の「みん」の部分と同じ発音になります。

グループ5:[ㅇ] → ng

発音:口を開けたまま舌の奥の方を口の天井につける
日本語の発音:後ろにか・ががくる時の「ん」と同じ発音
例)けんか、かんこく

例えば[강]の発音は「かんこく」の「かん」の部分と同じ発音になります。

グループ6:[ㅁ] [ㄹㅁ] → m

発音:口を完全に閉じる
日本語の発音:後ろにま・ばがくる時の「ん」と同じ発音
例)さんま、ぜんぶ

例えば[삼]の発音は「さんま」の「さん」の部分と同じ発音になります。

その他のグループ

グループ7:[ㄹ] [ㄼ] [ㄽ] [ㄾ] [ㅀ]

発音:英語の「L」の発音

例えば[엘]の発音は英語で「L」と発音する時と同じ発音になります。

まとめ

ここまでハングルの読み方について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

ハングルは発音が難しいというイメージを持っていた方も意外と日本語の発音と似ている部分があることにお気づきいただけたのではないでしょうか?

韓国語を独学で学んだ身としてはハングル学習で重要なのは「発音やルールをマスターすること」ではなく、「これからの韓国語学習の道具を準備する」という気持ちを持つことだと思います!

韓国語を勉強していくうちにハングルのルールは自然と身につくので、軽い気持ちで勉強を始めてみてください!

韓国語を本格的に学びたいという方はこちらの記事もご覧ください。

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