こんにちは!ソウル大学に留学中のまぐまぐです。
今回は、韓国留学中に経験した韓国インターンについて書いてみようと思います。
韓国に留学している方の中には、
「韓国でインターンってできるの?」
「どうやって探すの?」
「日本就活にも役立つの?」
と気になっている方もいるのではないでしょうか。
私はもともとインターンをする予定はなかったのですが、学科の先輩から紹介を受けて、気づいたらアメリカ系スタートアップの韓国オフィスで働くことになっていました。
この記事では、私が韓国でインターンをすることになった流れと、実際に働いて感じたリアルをまとめていきます!
「韓国で働くって実際どうなの?」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
では、本題に入ってみましょう。
1. 韓国インターンをすることになったきっかけ
まず、私がどうやって韓国でインターンをすることになったのかを書いていきます。
結論から言うと、最初から本気で韓国インターンを探していたわけではありません。
今はソウル大学の超過学期中で、卒業まで残り6単位という状態なので
今年は韓国にいられる最後の年を「少しゆっくり過ごそうかな」と思っていたのですが、
学科の先輩から会社を紹介してもらったことで、急に話が進みました。
きっかけは学科の先輩からの紹介
インターンのきっかけは、学科の一つ上の先輩からの紹介です。
「うちの会社で韓国語と日本語ができる人を探している」
という話をもらい、まずは会社の人とコーヒーチャットをすることになり、インターンとして合流するための課題が出され、無事課題発表で合格をもらい合流しました。
アメリカ系スタートアップの韓国オフィスで働いています
紹介された会社は、アメリカの会社です。
グローバルのビューティープラットフォームを運営していて、韓国オフィスはソンスにあります。
私はそこで、主にブランド運営に関わっています。
雇用形態としてはアルバイトに近いですが、業務内容はかなり実務寄りです。
なのでこの記事では、わかりやすく「韓国インターン」として書いています。
日本担当のはずがなぜかアメリカのブランド運営を担当することに….
先輩からは日本市場を担当する人が必要だということで紹介されたので、
日本市場の調査や翻訳、日本向けの確認をするのかなと思っていたのですが、
初日に出勤すると
「英語もできるよね?今アメリカの〜っていうブランドの担当者がいないからブランドオーナーやってもらえない?」
と言われ、
インターン初日の私はなんのこっちゃわからないままアメリカのスキンケアブランドのブランドオーナーになりました。
ちなみにこのスキンケアブランドは私がブランドオーナーになった2週間後にブランドを畳むことが決定し、私が毎日残業しながら作った下半期のブランド戦略は水の泡となったのですはははh
今はアメリカのコスメブランドを他のインターン生と二人で運営していて、この他に韓国のコスメブランド2つの日本進出担当者として日本市場も見ています!
業務内容
これは韓国のスタートアップあるあるなのですが、
あり得ないほど少ない人数で、あり得ないほど多くの仕事を回さなくてはならないので、役割という概念がありません。
マーケターがコードを組んでサイトを作り、社内のAI導入を進め、広告を撮ります笑
具体的に私が入社後1ヶ月の間にやったことは、
- ブランド戦略を考える
- 市場調査をする
- 新商品ローンチのKPIを立てる
- インフルエンサーとの連絡
- 翻訳や日本市場の確認をする
- AIを使って社内業務を改善する
- 物流を管理する
- Emailマーケティングの実験を設計する
などです。
正直、初めてインターンをする人が初日からやる仕事と量ではない気がするのですが、
これまで4年間ソウル大で
「こんな難しい課題、誰が出来んの?」
みたいな課題をなんとかやる気と元気だけでこなしてきたおかげで(?)今のところはなんとかくらいついています。(うまくできているかは不明)
2. 韓国インターンの探し方|求人サイトと紹介の話
求人情報はJobKoreaやBuddies Koreaに多いです
元々韓国で就職することにも興味があったので、インターン情報などを
- JobKorea
- Buddies Korea
- Kowork
などでチェックはしていました。
ただ、大抵の場合週5フルタイム勤務・類似経歴ありが条件になっていることが多くて大学生は条件が合わないことが多いです。
昔2年生の時に一度、JobKoreaの募集を見かけたスキンケア会社のインターンに応募したことがあったのですが、学校を休学しなくてはならないと言われ断念したこともあります。
なので、基本的にはBuddies Koreaで공모전(コンテスト)やサポーターズのみ応募をした経験があり、インターンに繋がったことはこれまではなかったです。
結局、今回は学科の先輩からの紹介で決まりました
上でも触れたように今回私がインターンを始めたのは学科の先輩の紹介だったのですが、実際に韓国の大学生を見ていると紹介でインターンが決まることが本当に多いです。
私の友達の場合はアプリ開発サークルのOBの紹介で韓国大手の企業でインターンをしていたり、
今私がインターンしている会社もほとんど紹介で入ってきています。
- 学校のサークル(特にメディアマーケティング・ウェブ開発系のサークル)
- 学校の학회 (特に経営学会、起業学会)
- 学科の知り合い
を通して紹介されることが多いので、
もし韓国でインターンをしてみたいという方は
学校の実務系のサークルや学会に入ってみるのも良い方法だと思います!
あとは周りにやってみたい仕事をちょこちょこ話しておきましょう笑
私が今回急に誘われたのも、紹介者である学科の先輩と1年前にご飯を食べていた時に最近ビューティー企業に関心があるという話をしていて、
それをその先輩が覚えていたからだったんですね。
どこで何が繋がるかわからないので、やりたいことは言いふらしておきましょう!
3. 韓国インターンの選考|コーヒーチャットと課題発表
最初は面接ではなく、コーヒーチャットでした
韓国(特にスタートアップ)では、
“커피챗”=コーヒーチャット
なるものが頻繁に行われます。
これは面接よりもラフな感じでお互いを知る面談のようなもので
大抵の場合はカフェやオフィスのラウンジでコーヒーを飲みながら行われます。
私は学科の先輩から連絡をもらい、その5日後にコーヒーチャットに呼ばれて会社の人と一緒にラフな感じでお話をしました。
- これまで経験した課外活動
- 好きな分野(どうしてファッションが好きなのにビューティで働きたいのかなど)
- 好みの働き方(安定?ワークライフバランス?ワークウィズライフ?どういうリーダーと働きたいかなど)
一応履歴書を持っては行ったのですが、全く触れられることはなく終始人生の価値観について語って終わりました。
入社前課題でブランド戦略を発表しました
会社ごとにインターン前のステップは異なるとは思うのですが、
私の場合はコーヒーチャット後にjob description(職務内容や責任範囲、必要スキルなどをまとめた文書)が渡され、その後入社前課題が出されました。
入社前課題は二つで
- ブランドの日本進出戦略を設立
- アメリカのブランドの診断+シーディング実務
でした。
2週間の時間が与えられたのですが、絶賛試験+課題ウィークだったので実際には2日しか入社前課題に費やすことができず、不安な気持ちを抱えながら発表しに行きました。
発表準備終わらねえ
— まぐまぐ (@hanada4_) April 25, 2026
やっぱり荷物全部まとめて遠い所に逃げようかな(´・Д・)」
本当に不安すぎて逃げ出そうかとも思っていました笑
ただ、課題をやりながらストレスを受けつつも、実際に韓国で知られているブランドの戦略を自分立てていること自体がとても楽しくて受かりたい気持ちは毎日高まっていっていました。
発表当日はコーヒーチャットをしたチームリーダー+他のチームのリーダー+代表の3人の前で30分間発表をし、
その後30分間質疑応答の時間が設けられました。
合計1時間、英語で色々質問され韓国語で必死に答えたのですが、緊張しすぎて何を答えたかも覚えていません。
最終的には発表全体の論理性が評価され無事合格をもらうことができました。
代表曰くどんな否定的な質問でも怯えずに正直に答えていたのが気に入ったそうです笑
4. 韓国スタートアップでインターンするメリット
大企業ではなくスタートアップだからこそ、任される範囲が広いです
私は裁量権っていう言葉が大嫌いだったんですね?
日本就活中に「若手のうちから裁量権を!」みたいな言葉を聞くたびに、なんとなく具合が悪くなっていたのですが、
インターンとして働いてみて思うのは
裁量権があるから学べることがとても多いということです。
役割がきっちり分かれていないので、基本的にはキャンペーンを成功させるために必要なことは全てやるという精神で働きます。
なので、他のメンバーが何をしているのか、実際に全体の予算に対して今いくら使っているのかなどインターンでも全体像を把握して働けること
そして外部MTGなどにも担当者として同伴して、チームの一員として意見を求められること
インターンではなかなか得られない経験ができています。
今はインターンを始めて2ヶ月なのですが、商品に入るポストカードの企画からデザイン依頼、アメリカの印刷所との交渉、倉庫への納品まで全部1人で任されていまして
納品なんかしたことない上に
アメリカの業者と仕事をしなくてはならないので、右も左もわからない状態ではあるのですが
実際にブランドを動かしている(ちっぽけな影響力ではありますが)感覚がたまらなく仕事がとっても楽しいです!!!
自由だけど、責任もかなり重い
私がインターンをしている会社は出退勤時間が自由で、
休暇も制限なしに使え、
朝昼晩ご飯のお金を出してもらえる
かなり自由で福利厚生の整った環境です。
ただその分任された仕事は完遂することが条件なので責任はかなり重いです。
私はまだ不慣れなので、夕方6時前に退勤して友達と遊んだ後、
23時ぐらいに家に帰って1時間ぐらい仕事をしたり、
土日もたまにカフェで仕事をしたりしています。
個人的には自分で仕事をする時間と場所さえ選べれば永遠に働いていても苦痛でないタイプなので、楽しく働けているのですが
仕事とプライベートを完全に切り離したいという方はスタートアップでのインターンは少しストレスに感じるかもしれません。
スタートアップあるある:朝令暮改
あとは、スタートアップあるあるでいうと
朝令暮改
がすぎるんですね。
昨日決定したポップアップの話が今日なくなったり、
急に今まで関わってこなかったブランドの担当を任され、次の日外部MTGに送られたり
毎日が無茶振りです。
5. 韓国インターンで実際に必要だったスキル
韓国語より英語とマーケティング用語に苦戦
韓国で働くために韓国語は必須です。特に
- 韓国語で複数人と同時に話し合いができるスキル
- 会議中に話を聞きながら議事録を整理するスキル
はめちゃくちゃ必要になるので、大学生活中にティンプルなどで鍛えておくと役に立ちます!
あとは、特に最近のビューティー業界はアメリカ進出しているブランドが多く、英語と日本語ができると2つの市場を任されるので市場価値が高いみたいなんですね。
私は英語は得意ではないのですが、人手不足によりグローバルを全部担当しながら毎日感じるのが
英語で疎通する能力の大切さです。
インフルエンサーと簡単なコミュニケーションが取れるだけでも任せてもらえる仕事の幅が広がるので英語は必須です。
加えてマーケティングの業務では専門用語(ROAS, CRM, ROIなど)が頻繁に使われるので、インターン前に覚えておくと会議にすぐについていけます。
AIを使えることはかなり強みになりました
最近は大学生なら誰しもが課題や試験勉強をAIに頼ってると思うのですが、
AIを活用するスキルはインターンでめちゃくちゃに役に立ちます!!!!!
例えば、
- ダッシュボード作成
- リサーチ
- TikTokの数値収集
- 議事録要約
などなど、AIがあれば自分に不足している能力を補いながら、単純労働は全て自動化することで1人でもたくさんの仕事をこなすことができ、
会社側としては人件費を削減でき、その分手厚いケア(美味しいご飯を毎日奢ってもらう)を受けることができるわけです。
もちろんAIの活用は大企業ではセキュリティイシューにより制限されている可能性もありますが、
AIを活用できるスキルというのは”業務の目的を明確に把握し、問題を構造化し、実際に解決できるように相手に説明するスキル”なので、仕事全般において役立ちます。
大学生活中にAIをマスターしましょう!
大学で学んだことも意外と仕事に役立ちました
私は心理学を主専攻・言論情報学を副専攻として学んでいるのですが、
案外この専攻知識が役に立ちました。
特に
- 心理学で学んだ研究アプローチ
- 仮説を立て、仮説検証のための実験をデザインする力
- 数値から意味を見出す力
- 論文の文章を論理的に書く力
- 統計学や確率の考え方
- ティンプルで得たチームをまとめる力(相手の気分を悪くせずに仕事をうまくやってもらう話し方など)
大学生活をしていると、
こんなのいつ使うんだ?
みたいな知識ばっか蓄えられている気がしていたのですが、
無駄なものはないので大学の勉強はある程度真剣にやっておきましょう!
あとは個人的には
研究の方法論を扱う授業と統計の授業は案外役に立つので大学生のうちに授業を受けておくと良いと思います。
6. ビザや勤務形態は必ず確認した方がいいです
韓国でインターンをする時に、一番注意した方がいいのはビザや勤務形態です。
私の場合は、雇用形態としてはアルバイトに近い形で働いているのですが、韓国で留学生が働く場合は、ビザの種類や勤務時間、学校のルールなどを必ず確認する必要があります。
ここは会社や個人の状況によってかなり変わるので、「こうすれば絶対大丈夫です」とは言えません。
ただ、ビザの問題があるからといって、最初から全部諦める必要もないと思います。
学校がインターンを支援してくれる場合もありますし、アルバイト形態など、条件に合う働き方が見つかることもあります。
会社側が外国人雇用に詳しいとは限らないので、気になる求人や紹介があったら、まずは学校や関連機関に確認してみるのがおすすめです。
7. 韓国インターンは日本就活にも役立ちそう
私はすでに日本での就活を終えてから今回のインターンを始めたので、実際にこの経験を就活で話したわけではありません。
ただ、もし就活前にこの経験をしていたら、面接で話せることはかなり多かっただろうなと思います。
- 韓国語・日本語・英語を使って働いたこと。
- 実務経験0からブランド運営に関わったこと。
- AIを使って業務を改善したこと。
- 外部MTGで担当者として話したこと。
どれも、自己PRやガクチカにもってこいなエピソードです。
就活で話すときに「自分がどれくらい関わっていたか」で話の深みが全然違ってくるので、
どんなに大きな組織にいてもあまり関わっていないとどうしても話が浅くてありきたりになりがちなのですが
スタートアップで働いていれば嫌でも全ての仕事に深く関わるので、
エピソードの深さではピカイチだと思います。
韓国留学や海外経験を日本就活でどう話せばいいのか悩んでいる方に向けて、私が実際に日本就活で使った自己PRやガクチカの考え方はnoteにまとめています。

まとめ:韓国インターンは簡単ではないけど、かなり濃い経験になります
韓国でインターンをするのは条件もいっぱいあるし、学校との両立も大変で簡単ではないです。
ただ、やっぱり働いてみることで大学生の時よりも韓国社会や文化をもっと体で感じられたり、社会の一員になった感じもして
かなり貴重な経験になることは間違いなしです。
まずは色んな求人を見て、自分の条件に合わせてもらえるのか問い合わせたり
学校に相談してみたり
教授や周りの先輩に相談してみてちょっとずつ動いていくのがおすすめです!!!


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